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不思議な話

第3話 高校生の時の校外合宿授業

更新日:

私は岩手県出身なのだが、
岩手県の高校や中学生が校外合宿授業に必ずのように使う施設がある。
自然に囲まれた施設で、空気がとても澄み切っていて、気持ちの良い場所だ。
名前を言うと、岩手県民はすぐわかってしまうので、名前は伏せる。
校外授業でどんなことをしたのかすっかり忘れてしまったが、
この出来事だけは、はっきり覚えている。
 
夜になった。
就寝場所は、人が1人通れるぐらいの通路があり、
両脇に2段ベットがずらりと並んでいるところだった。
何と言っても楽しいのはこの就寝前だ。友達同士で色々な話で盛り上がる。
私もひとしきり友人達と話をし、さて他の友人とも話をしたいと
その友人を探した。

"いた"。

しかし、様子がおかしい。
友人2人が抱き合って、同じ方向を向いて震えている。
「どうしたの?」私が聞いた。
「みて!そこ!」友人二人が同じようなことを言い、
彼女らの向かい側の2段ベッドの下の段のベッドを指差す。

「ん?みてるけど?どした?」
「何かいるでしょ!!」

彼女らと私の立っている場所から2メートルぐらいの場所だ。
見えないはずはない。
けれど何も見えない。
しかも一人だけじゃなく二人とも見えていると言うのだ。

「影になっているか何かでしょ」
「いや、だから人だって!」

うーん。。。まぁ多数決から言って(笑)
何かいるんだろう。

ま、とにかく彼女達を助けてあげなくてはいけない。

だって何もいないのだから

私は、数歩も離れていない、彼女達が指差すところへ行き、
ほら、と腕をブンブン振り、
彼女たちが ”何かいる"と言い張るその場所で
まるでハエを追い払うかのように腕を大きく振って見せた。
まぁ、仮にオバケだとしても我々肉体を持った方が強いのだ
(←どう言う根拠?w)

「ほらね、何もいないっしょ?まだいる?」

と手を大きく振り続けながら言った。

「いや。。いなくなった。。」

と彼女達は言った。

「よかったね(にっこり)」

彼女達はしばらく抱き合ったまま、何かがいた方向を
呆然と見つめたままだった。

まーこれで私が祟られたら祟られたで
まぁそれはそれでおもしろいかもしれない(ぇ 
と思いながら、とりあえずいなくなったということで一件落着した。
もちろん、私たちは全員無事で帰宅することができた。


これを書いているのは、もちろん数十年後だ。
私もそりゃ人生だもの紆余曲折はあれど、祟られた?
とかはないし、彼女たち2人とも元気で暮らしている。
そういえば、こういうことがあったことを彼女らは
覚えているだろうか。久しぶりに聞いてみたい。
もし、覚えていたら、また後日談を書くことにしよう。

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